ネット掲示板からの出会い

ネット掲示板と聞くと、どんなことを連想するでしょうか。
他人の悪口で溢れかえっているとか犯罪の温床などと言われることもありますが、それは掲示板に限ったことではありません。

最近では掲示板の書き込みを切り取って編集した「まとめブログ」と呼ばれるものがいくつも存在しているため、間接的に掲示板を見ている方も多くいると思います。

悪いイメージを持っている方も多くいると思いますが、マナーを守って利用すればとても便利なコミュニケーションツールになります。
例えば、自分と同じ趣味を持っている人が周りにいない、一緒にスポーツを観る人がいないというのは寂しいものです。ですが掲示板を利用すれば趣味を語り合える人を見つけたり、意見や感想を述べ合ってスポーツで盛り上がることもできます。

私は中学生の頃からインターネットで掲示板を利用していました。
初めは所謂「ROM専」という掲示板に書かれている内容を読むだけでしたが、次第にルールや特有のスラングを理解して、書き込みをするようになりました。ついカッとなって見えない相手と言い争いをしたこともありますし、不用意な発言で炎上した経験もあります。
楽しい経験をたくさんした反面、痛い目にも遭ってきました。その中でも群を抜いて痛烈だったのが、所謂「ネカマ」絡みの出来事です。

ネカマというのはチャットや掲示板で異性を装って書き込みをする者のことを指しますが、純粋だったのかネットの経験が足りなかったのか、もしくは両方か、私は見事に引っかかったのです。

私が大学生だった時、とあるコミュニティの掲示板で知り合った方が実際に会おうと提案をしてきました。
互いに顔写真を交換しており、私に送られてきたものが赤の他人の写真だと知らず、相手が完全に女性だと思い込んだ私は、当時血気盛んな若者だったこともあり二つ返事で了承しました。

普段のやり取りの文面からは、私に対する相当な好意が滲み出ていたため、これは脈アリだと意気込んだ私はその架空の女性と会うのを楽しみにしていました。

ですが、当日待ち合わせ場所にいたのは男性。
私の顔を知っているその男性から声を掛けられた時は心臓が止まりそうになり、体中の血液が逆流するような衝撃と恐怖を感じました。
彼は男性が好きな方だったらしく、私の容姿を大変気に入って実際に会うため嘘をついたと正直に認めていましたが、私としては冗談ではありません。

もちろん、こっちにその気が無い事をはっきりと告げました。
何かを強要されるようなことはありませんでしたが、結局その日はデートと称してその方に一日付き合うことになりました。年上の方だったのでお代は全て持ってもらったのですが、女性と会う気でいた私は終始釈然としませんでした。

初めてにして釣られてしまった私はこれ以降、出会い目的での利用をやめました。
現在では趣味のスポーツの情報を収集したり、試合中に同じ試合を見ている人とやり取りをする程度の使い方をしています。

この事件は軽いトラウマとして今も残っており、掲示板で女性だと称する書き込みに対しても不信感を抱くようになり、どうせ中身は全て男だと思っています。

掲示板を利用した出会いの中から、素敵な経験をした人もいるでしょう。ですが、中には私のようなケースもあるので、出会いを求める際はくれぐれもご注意を。

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